糖尿病とは慢性的な高血糖状態に陥っている病気です。血液中に溶け込んだ栄養は膵臓で作られるインスリンというホルモンの作用によって体に吸収されていますが、そのインスリンの作用が弱まったりインスリンの分泌量が低下すると、主にブドウ糖が血中に残り高血糖状態になっていきます。これが糖尿病です。
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【糖尿病と足のしびれの関係】
糖尿病を含む生活習慣病は別名「サイレントキラー」とも呼ばれ、初期には自覚症状がほとんどない状態から始まり、徐々に体を蝕んでいきます。何かしらの合併症が現れた頃にはかなり進行している可能性が高まることから、こうした呼び方もされています。糖尿病には三大合併症と呼ばれる代表的な合併症があります。糖尿病性網膜症・糖尿病性腎症・糖尿病性神経障害の3つのことで、それぞれ重篤な症状を引き起こす病気です。その中の糖尿病性神経障害の症状として代表的なのが手や足のしびれです。高血糖が継続することにより末梢神経に障害が起こり、手や足の指先からしびれや痛み、知覚障害などが左右対称性に現れるのが特徴的です。進行すると今度は感覚が鈍ってきはじめ、怪我や火傷をしても気付くのが遅れ、化膿して壊疽を起こすような場合もあります。
糖尿病性神経障害は合併症の中でも比較的早期に発症しやすい症状なので、足のしびれが糖尿病のサインとして現れていることも考慮して、原因不明の足のしびれには十分な注意が必要です。足がしびれたら早めに検査を受けることをお勧めします。
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