腰椎すべり症

ここでは足のしびれを伴う病気、腰椎すべり症について詳しく説明していきます。

腰椎すべり症は別名腰椎分離症とも呼ばれている、腰椎の中の椎体と椎弓が離れてしまうことによって神経が圧迫されている状態の事です。腰椎の椎間板についている前方部分を椎体、後方部分は椎弓と呼ばれていて、この間には椎弓根があります。そこを脊髄馬尾(ばび)神経が通っています。椎弓根は前方に広がっている形状から、後方には動きませんが前方には動いてしまう場合があります。椎弓根が前方へズレて動いてしまった場合に、脊髄馬尾神経が圧迫を受け腰椎すべり症となってしまいます。


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原因は、老化などによって椎間板が弱く不安定になることで起こります。ほとんどが第4腰椎で起こり、中年以降の女性に多いのが特徴です。また、先天的に生まれ付きすべり症と診断される場合では、椎体や椎弓の変形もあることが多く重症度が高いです。
活発なスポーツ活動を行っている小児にもすべり症はしばしば見られますが、すべりはほとんどなく比較的軽度の症状が軽いので、すぐに完治しやすいです。

治療は、安静にしコルセットなどを着用してすべり症による神経の圧迫を防ぎます。他の腰の病気と同様、保存療法や薬物療法で経過を見るのが基本となります。
それでも回復が見られない場合は手術療法となりますが、腰椎すべり症の場合は通常「脊椎固定術」が選択されます。不安定になった椎骨同士をチタン合金などの固定器具を用いて固定する方法です。


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