脳梗塞とは脳の血管が詰まったりして脳の血液循環が滞り、脳組織が活動・活性化するのに必要な酸素や栄養などが不足してしまった状態が継続し、脳組織の壊死が進んでしまった状態を言います。脳の壊死が進むと脳が解けるように軟化してしまうことから、別名脳軟化症とも呼ばれています。
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脳梗塞は以下の3つに分類されます。
【アテローム血栓性脳梗塞】
脳や頸部の太い血管に動脈硬化が生じ、血栓が発生して血管が詰まった状態を言います。脳梗塞のおよそ35%がこのタイプになります。【心原性脳塞栓症】
心房細動や心筋梗塞など心臓において発生した血栓が脳まで流れ着き、脳内で梗塞を起こしてしまった状態です。さらに、詰まっていた血栓が壊れて脳の動脈に血流が戻ると、梗塞した部分に出血して出血性脳梗塞になってしまう場合もあります。脳梗塞のおよそ25%がこのタイプになります。
【ラクナ梗塞】
糖尿病や高血圧などによって、脳内の細い血管において直径15ミリ未満の小さな梗塞が起きた状態を言います。現在日本人に最も多いタイプの脳梗塞で、およそ40%を占めています。【脳梗塞の特徴】
脳梗塞の症状としては、生あくび、意識障害、手や足のしびれ、手足や顔面などの知覚障害、言語障害、失語症、などが挙げられます。脳梗塞は時間との戦いになります。発症して3時間以内に治療を始められれば比較的予後は良好ですが、時間が大幅に過ぎた後では脳の壊死が進行し、死亡率が上がるだけでなく治療後に重篤な後遺症が残ってしまう可能性が高くなります。
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